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読谷村(よみたんそん)に「鳳(おおとり)バス」あり![後編]

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2020年初頭から新型コロナウイルス感染症拡大により、旅行や帰省など遠方へ出掛けづらくなって3年目に入ります。沖縄県は大型連休や長期休暇の際の旅行先に選ぶ人が多い人気スポットですが、コロナ禍が続いている昨今では訪れたくても訪れられない場所となってしまっています。そこで今回は2017年3月29日発刊の『バスグラフィック』Vol.30沖縄特集号の記事から、沖縄県中頭(なかがみ)郡読谷村のコミュニティバス「鳳バス」の旅を紹介します。旅をするのはバスグラフィックイメージキャラクターの布施貴美子(ふせ・きみこ)さん。前編に引き続き、今回の後編では「鳳バス」の北ルートに乗車します!!

北ルートも出発はJAゆんた市場(いちば)

那覇市から北へ約30km、クルマで1時間ほどのところにある読谷村。今回は読谷村のコミュニティバス「鳳バス」の北ルートを旅することにします。北ルートの出発地点も「JAゆんた市場」です。ここは2011年に開業したJAおきなわの農畜産物の販売所で、おいしいお弁当や総菜(そうざい)も販売しています。ちなみに、「ゆんた」とは村の交流の場という意味だそうです。北ルートは読谷村のほぼ中央部にある「JAゆんた市場」を起点に村の北西部を回って再び「JAゆんた市場」に戻って来る循環路線です。

沿線の沖縄らしい施設

北ルートには観光にはピッタリの場所が2カ所あるため、それぞれ立ち寄ってみます。いずれも「波平仲石良原(なみひらなかいしらばら)」バス停が最寄りです。最初に訪れたのは「さんご畑」。移植放流用サンゴの養殖・販売を行っており、有料で施設の見学や、サンゴの苗作り見学が行えます。

実際のサンゴ礁(しょう)周辺に生息している生物たちも一緒に育てられており、施設内でアカウミガメなどを見ることができます。

つぎに訪れたのは「体験王国むら咲むら」。ドラマで使用した琉球王国の建物が建ち並ぶオープンセットを活用した施設で、30以上の工房を設けており、沖縄の家庭料理作り、沖縄ガラスの製作、琉球舞踊、沖縄発祥の空手、乗馬などさまざまな体験ができます。

修学旅行先としてもうってつけで、毎年その年の12月から翌年の3月にかけて、琉球ランタンフェスティバスが行われていることも特徴です。併設のレストランでは沖縄料理のバイキングが楽しめます。

「鳳バス」運行ルートの最北端のバス停となるのが「宇座(うざ)」。ここが残波岬(ざんぱみさき)の最寄りバス停となります。残波岬には高さ8.75m・長さ7.8mの「残波大獅子(ざんぱおおじし)」があります。読谷村の国交文化継承のため1985年に造られた世界最大のシーサーです。

残波ビーチは白い砂浜と真っ青な海がある、まさに沖縄のビーチのイメージそのものです。

また、沖縄のおみやげとして大人気の「元祖 紅イモタルト」を製造・販売している御菓子御殿(おかしごてん)の読谷本店があります。工場兼店舗で、飲食店を併設しており、工場では菓子の生産工程を見学することもできます。
コミュニティバス路線ですが、さすが沖縄だけあって沿線にはまだまだ見どころがいっぱい! 新型コロナウイルス感染症が収束し、今後沖縄を旅する機会があればぜひ、「鳳バス」での散策もプランに入れてみてはいかがでしょうか。

※ 協力 : 読谷村、沖縄バス株式会社
※ 出演 : 布施貴美子(バスグライメージキャラクター)
※ 写真 : 伊藤岳志
※ 文 : バスグラフィック編集部(宇佐美健太郎)
※ 本項に掲載の車両写真は記事制作を条件に事業者の特別な許可を得て撮影したものです。掲載車両の営業所・車庫内での撮影要望や運行状況などのお問い合わせを事業者へ行わないようお願い申し上げます。
※本記事は2017年3月29日発刊の『バスグラフィック』Vol.30の掲載内容を再編集したものです。

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