豊鉄バス運転手が見る景色~伊良湖本線編~

このエントリーをはてなブックマークに追加
愛知県豊橋市に本社を置く豊鉄バス株式会社。10社のグループから成る豊鉄グループの一角を担う豊鉄バスは路線バスを運営していて、愛知県豊橋市・豊川市・田原市・新城市・設楽町の4市1町において運行しています。
今回はそんな豊鉄バスの運転手さんが見る景色をお届けするべく、バスギア記者Yと新人記者Oが実際の路線バスに乗車し、運転手さんや景色を撮影してきました。

~はじめに~
豊鉄バスの運転手さんはどんな景色を見ているんだろう?
そんな疑問から生まれた今回の取材。実際の運転手さんが見る景色を通して、まだ見ぬ未来の豊鉄バス運転手さんにも「豊鉄バスで働く」とどういう路線を走るのか?という視点で参考になれば幸いです。

まず、今回取材をするにあたり、事前に豊鉄バスの御担当者様に「一番良い景色が見られる路線」をお伺いしたところ、一番に名前があがったのが「伊良湖本線」でした。

こちらが今回の路線図。

豊橋駅を出発し全68ヶ所のバス停、距離にして約50km。片道約1時間45分の非常に長い距離を運行しています。
ちなみに地図で見るとこんな感じです。

伊良湖岬は愛知県田原市にあり、渥美半島の先端にある岬で、海に囲まれており観光スポットとしても有名です。
とても見応え・乗り応えのある伊良湖本線。たくさんの写真を撮らせていただいたので、できるだけわかりやすく、写真を中心にご紹介していきます。

まず、今回乗車するバスはこちら(写真左)。
豊鉄バスを代表するグリーンを基調とした路線バスです。
そして今回の運転手さんはこちら(写真右)
この道25年目のベテランの堀江運転手。年齢は54歳で渥美営業所の運行管理者として従事。
また、新人・後輩の指導や、時折自らもドライバーとしてバスに乗車しています。

この路線に精通していて、更にとても気さくに笑顔でお話しをしてくださり、乗車前から豊鉄バスの「人」のあたたかさを感じることができました。

帽子をかぶり、白い手袋を着用。この瞬間堀江運転手の表情が一気に真剣な表情へと変わりプロの目になったのがわかりました。
この日、豊橋駅から乗車されているお客様は15名程度。赤ちゃんからご年配の方々まで様々な方が乗車されており、出発時には取材が入っている旨をアナウンスしていただき、安心してお客様がご乗車できるよう配慮をしていただけました。

豊橋駅を出発すると、まずはビルや飲食店が立ち並ぶ街並みを走ります。

到着のアナウンスとともに、降りられる方への運賃支払いの説明など、とてもスマートで自然な会話が生まれていました。
また、降りられる方一人ひとりがバスを降り、その先へ進むまで目を離さずに足元をしっかりと確認し、安全確認を怠らない姿がとても印象的でした。

豊橋ハートセンターは心臓血管病専門の病院。
ここでも数名が降り、豊橋ハートセンターへと向かっていきました。
地域の方々の病院までの交通手段として、とても重要な役割を担っています。

「船渡」停では、三河湾・渥美湾・田原湾へと繋がる梅田川を一望できます。

「船渡」停を過ぎたあたりから景色が一変。
道路に覆いかぶさるように豊かに茂った木々や田んぼ道など、自然や緑に囲まれた風景が広がります。

写真は黄色が特徴の「菜の花バス」。これも豊鉄バスの運行するバスです。
仲間とのすれ違い時にはしっかりと手を挙げて挨拶をします。
(小さい頃、この手を挙げる姿が好きだったな~)
向かい側の運転手もニコっとすることも多く、社員同士の仲の良さを感じます。

大きなターミナルがある「田原駅前」停では、たくさんの方が乗降車されました。
そして写真の向かいに見えるのは2018年6月3日(取材時は6月1日のためオープン前)にオープンしたばかりのLaLaGran(ララグラン)。
数々の飲食店やショップ、広場や体験型施設が集うこちらの施設のオープンにより、今後この地域が更に賑わい、路線バスに乗る楽しみが一つ増えそうです!

こちらはお客様乗車時の風景。
お客様が乗車をされる際、聞きやすく丁寧なことばでのアナウンスと、ミラーでの着席確認を徹底されていました。
バス運転手の方であれば基本なのかもしれませんが、乗客の一人としてこういう姿を見ると、とても安心して身を預けることができます。



乗車してから約1時間半が経過し伊良湖本線も中盤を過ぎたあたり

この路線バスの目玉である海岸沿いに差しかかります

「馬草口」停から「江比間野外センター前」停へと差し掛かったあたり。

海が見られるのはもっと先だと思っていたので、突如現れたオーシャンビューにシャッター数が激増!!

左手には緑に囲まれた大自然、右手には青々とした渥美湾が一望できます。
道も広く視界も良好!まるで観光バスに乗っているかのように気分が高まりました。
(それにしても海を眺める堀江運転手、とてもかっこいい!!)

そんな中ふと運転席後部の座席に目をやると。。新人記者Oも海に夢中(゜Д゜;)
路線バスではなかなかお目に掛かれないであろう景色をしっかりと納めています。

気分が高まっている記者たちとは裏腹に、堀江運転手に目を向けるとこの表情。
どんな場面でも「安全」を常に心がけ、お客様が快適に乗れているかを気にしています。
(いや恐れ入ります。。)

「保美」停には、伊良湖本線の終点までの業務を終えたバスや運転手がここで休憩や食事をとったりするための広大なターミナルがあります。
長い路線を走り終えた運転手がしっかりとリフレッシュする時間や環境があるのも豊鉄バスさんの魅力の一つです。

たくさんの乗客を乗せ長い距離を運転していたにも関わらずほぼ定刻通り。
それもそのはず!信号でバスが停車した際、定期的に運転席横の時刻表を確認し、実際の時刻と照らし合わせていました。

おそらくある程度の時間は把握されていることと思いますが、決して過信することなく何度も何度も確認をされていました。
乗っている私たちは気づきませんが、こうした細かな配慮や調整の積み重ねにより安心して乗車していられるのだと改めて感じました。

そして到着後、堀江運転手にお話しを聞くことができましたのでご紹介します。
(ここからは新人記者Oにバトンタッチ)

●路線バス取材の旅を終えて

記者O

お疲れ様です。
約1時間50分間乗車していましたが、景色が綺麗であっという間に終点に到着しました。
海、山、畑と景色の変化もあって本当に楽しめました。

堀江運転手

長旅お疲れ様でした。この路線は景色が綺麗ですから。

記者O

堀江運転手の1番オススメの景色はどこですか。

堀江運転手

1番は、やはり終点の伊良湖岬の景色ですね。

記者O

確かに海も一望できて綺麗なところですね。
これから夏になりますが、夏ならではの景色の見どころはありますか。

堀江運転手

夏の終わりには鷹の群れを見ることができます。

鷹の渡りといい、10月初旬がピークで1日に数千羽もタカが大空いっぱいに、次々と対岸の志摩半島をめざして飛んで行くのが見られます。
参考:http://www.irako.info/nature/wataridori.html

記者O

鷹の群れが見られるなんて、珍しいですね。

堀江運転手

ここは、観光地でもありますから。休日だと観光客も多いですね。

記者O

路線バスでありながら、観光バスでもありますね(笑)
観光客に人気のスポットはどこですか。

堀江運転手

伊良湖岬灯台が人気です。
最近だと、農業の研修に来ている外国人の方も休日は観光しに来ますよ。

記者O

外国人の方も乗られるのですね。

堀江運転手

そうです。
そういえば!最近外国人の方も乗られるので、注意表記を日本語だけでなく英語と中国語も載せました。
皆さんが安全に乗車して頂けるよう常に考えています。

外国人の方にも分かる注意表記を追加!堀江運転手自ら提案したそうです!!

記者O

なるほど!これなら、外国人の方も安心できますね。
常にお客様に配慮をされているのですね。

堀江運転手

そうです。
また、年配の方も多く乗車されるので発車する際は席に座ったか確認するなど安全に気をつけています。

記者O

確かに、お客様から何度も「ありがとう」と声をかけられていましたね!

堀江運転手

「ありがとう」とか感謝の言葉をお客様に言っていただけることが一番嬉しく、この仕事のやりがいでもあると思います。

記者O

最後に豊鉄バスさんの良さは、どこだと思いますか。

堀江運転手

「穏やかさ」だと思います。「人」も「景色」も全てが穏やかです。
道が広いのはもちろん、この辺は思いやり運転をする人が多く、穏やかな気持ちで運転することができます。
海や山などののどかな景色をみながら運転できるのも豊鉄バスならではの良さであると思います。

記者O

堀江運転手、本日はありがとうございました!

笑顔で取材に応じていただく堀江運転手
・・・・・
この後、堀江運転手に教えていただいた「道の駅」でフェリーを見ながらランチをいただきました♪

●取材後記

今回の路線バスの旅を終えて、まず感じたのは「あっという間」ということでした。
片道約1時間50分の乗車時間は全く苦にならず、寧ろ見どころが多い伊良湖本線を楽しみながら過ごすことができました。
取材前は「豊鉄バスの運転手が見る景色」をお届けするべく、「景色」にスポットを当てて組み立てていましたが、実際は堀江運転手のスマートな運転とお人柄がとても印象に残りました。
終点である伊良湖岬に到着した際も、御疲れにも関わらず心よく取材の承諾をしていただき、取材時も常に笑顔でお話をしてくださりました。
景色や働く環境もさることながら、やはり豊鉄バスの一番の魅力は「人」であることを改めて実感することができました。
「バス運転手になりたい」「豊橋・新城・田原エリアで仕事を探している」そんな方は一度豊鉄バスの採用サイトもご覧いただくことをお勧めします。

協力:豊鉄バス株式会社

ホームページリンク:https://www.toyotetsu.jp/

バスギアリンク:https://job-gear.net/toyotetsu/

この記事をシェアしよう!

このエントリーをはてなブックマークに追加
  • FaceBookのフォローは2018年2月で廃止となりました。
    フォローの代わりにぜひ「いいね!」をご活用下さい。