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入社当時の年齢は56歳。
営業所内で最年長の新入社員として、「アットライナー」の夜行バス運転手になった山田さんが語る。

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とにかく運動が大好き、走るのが大好き。
小さい頃からアクティブでしたね。

学生時代は陸上に打ち込み、400m走で大阪府内2位、
近畿圏内6位の成績でインターハイにも出場するほどの実力者だった山田さん。

「小さい頃から、家の中でじっとしているのが苦手なタイプでした。運動するのがとにかく好きで、中学校では水泳部、高校では陸上部で朝から晩まで練習に明け暮れていました。この頃に培った、ひとつの事にとことん取り組む姿勢は、バスの運転手になった今でも、運転技術の向上に役立っていると感じます。」

幼い頃、よく家族旅行で乗った大型バス。
その頃から大きなバスを運転する運転手さんが輝いて見えていた。

現在、バス運転手として第一線で活躍する山田運転手。
運転手になったきっかけは、子どもの頃に家族旅行で観光バスに乗ったことだった。

「家族旅行でよく広島や山口に遊びに行っていました。その時、大きなバスにたくさんのお客さんを乗せて、細い道でもスイスイとバスを走らせていく運転手さんが、格好良く見えて憧れを持ちました。バス運転手になった今は、バスをスムーズに走らせる難しさを実感しています。ですが、とにかく私は運転する事が好きなので、この仕事は天職だと思っています。」

警察本部のパトカーに乗って仕事がしたい。
そう思ったのはやっぱり車が好きだったから。

警察官として33年間ご活躍された山田さん。
交通機動隊として活躍することになったきっかけも、車が好きだったから。

「大学を卒業して初めて就職した会社では、小さなたわしから大きな流し台まで様々な家庭金物の営業をしていました。1年が経ったある日、父から『警察官の試験があるらしいぞ。どうだ、試験を受けてみないか?』と勧められました。実はそれがきっかけでなんとなく警察官になったんです。だけど、やると決めたことはとことん最後までやろうと思い、警察では33年間奉職させて頂きました。 警察では大阪府警察本部交通機動隊に長く所属していました。実はその部署に配属されるきっかけになったのは『警察本部のパトカーに乗って仕事がしたい』と思い、異動希望を出していたからです。改めて思い返すと警察で勤めていた頃から『車が好き』という想いが自身の意思決定の中心にあったのかもしれませんね。ちなみに、警察では交通違反者の検挙をしていたのですが、某刑事ドラマに出てくるような本当に地道な捜査をしていました。もし、将来いっしょに働く機会があれば思い出話にお付き合いください(笑)」

バス運転手になる。
夢の実現へ向けて、一歩踏み出す勇気をくれた妻に感謝しています。

33年間も勤めてきた警察を56歳で辞める決断をした山田運転手。
残りの人生は本当にやりたかった仕事をしたいと新たな一歩を踏み出した。

「警察にある輸送用のマイクロバスを運転する為に、大型二種免許を平成14年に取得しました。その頃から大きなバスに乗りたいという昔からの夢が日に日に大きくなってきていました。でも、定年退職してからバス会社に再就職するのは、年齢的に難しいのが現実です。ある時、そんな想いを妻に相談すると『33年間務めたんだし、1回リセットしたら?』と話してくれました。このタイミングで警察を辞めると、当然、退職金は減ってしまいます。それでも妻は私の想いを理解して後押しをしてくれました。小さい頃からの夢。バス運転手になると決断できたのは妻の理解と後押しがあってのことです。 そして、転職活動を始めて1社目に面接を受けたのがAT LINER(アットライナー)です。 面接で社長に自らの想いを伝えると、すぐ社長から『じゃあ、いつから来てくれますか?』と。警察官の時から夜間の勤務があったので、夜行バスに対して抵抗は全くなかったですし、何より56歳で経験もほとんどない私を受け入れてくれた会社としての懐の深さを感じ、すぐに入社を決めて、会社で最年長の新入社員になりました。現在も当時のことは、鮮明に記憶しています。」

私が思うアットライナーのいちばんの魅力は、桜交通グループの安定感でも最新車両でもなく『メンバー間の仲の良さ』

夜行バス運転手として7年目を迎えた山田運転手は、現在も第一線で活躍中。
そんな山田運転手が思うアットライナーの魅力を語ってもらった。

「当社、アットライナーは、とにかく人間関係が良いと思います。入社時から最年長の私を受け入れてくれた共に働く仲間達に今でもずっと感謝し続けています。夜行バスはツーマン運行だからこそ、人間関係は非常に大切だと思っています。夜行バスの会社にとってメンバー間の仲が良い会社であることは最大の強みだと私自身は思っています。
もちろん、桜交通グループの安定感があり、会社の業績も良いので、忙しくさせてもらっています。あと、入社してすぐに最新の大型バスに乗れるのも大きな魅力だと思います。」

プロのバス運転手として、
63歳になった現在も日々成長する為の努力を続けています。

イキイキと仕事に励む山田運転手。
バス運転手の仕事をしていると嬉しい瞬間は沢山ありますと語る。その中でも特に嬉しい瞬間とは。

「バスの運転をしていて嬉しく思うのは、やっぱりお客様から感謝の言葉を頂けた時です。
でも、もう一つとても嬉しいと思う瞬間があります。それは、ツーマン運行の相方がサービスエリアに到着したのにバスから降りてこない時です。その瞬間『よっしゃ!』ってなりますね(笑)
職業柄、夜行バス運転手はバスが減速してサービスエリアに入っていくと、後ろの席で休んでいても、もうすぐ到着するんだなと勝手に気が付きます。でも、到着しても相方が降りてこないということは、プロのバス運転手でも気付かないぐらい静かでスムーズな運転ができた証拠ですから喜びもひとしおです。
だから、お客様も相方も誰一人降りてこない運転ができた時は最高ですね。夜行バス運転手として非常に嬉しく思います。」

あの時にご乗車いただいたお客様に対しては、
今でも申し訳ない気持ちと同時に『感謝の気持ち』でいっぱいです。

大変な状況の中でも、お客様を気遣って出来る限り努力する
山田運転手の姿がありありと目の前に浮かぶようなエピソードだった。

「大変だった経験として鮮明に記憶に残っているのは4、5年前の仙台行の乗務ですね。
その道中で大雪に見舞われ、ひとつの場所に38時間も立ち往生したことがありました。 お客様はバスの中で長時間じっと座っていないといけない状況で、本当にご不便をおかけしてしまいました。
たまたまバスが止まっているところから1キロ先にコンビニがあったので、お客様にはトイレや買い物などで、そのコンビニを利用してもらいました。もちろん、私たち運転手はお客様に、大雪の中で万が一の事態があってはいけないと毎回どちらかの運転手が付添っていたので、何度もバスとコンビニまでを往復しました。その時は本当に大変でしたね。
3日目に入ったころ、新幹線が動きだしたとの情報が入ったので、福島駅へ向かいました。バスが福島駅に到着した時、私はお客様からお叱りを受けると思っていました。
でも、お叱りを受けるどころか、ねぎらいのお言葉を頂けたのは本当にびっくりしましたし、本当に嬉しく思いました。バスが立ち往生してしまった時、誠意を持って精一杯の対応をしようと努力したことがお客様にも伝わったのかなと思っています。
実はこの話には続きがあって、数日後に会社宛に『運転手さんたちは大雪の中、無事に戻れましたか?』とお客様からお手紙まで頂きました。本当に嬉しかったです。」

65歳まで残り2年間。めいっぱい頑張ってひとりでも多くのお客様に「アットライナーの山田」という名前を覚えてもらいたい。

現在63歳の山田運転手。もっともっと運転技術を磨き続けたいと話す。
山田運転手が考える"プロの夜行バス運転手像"を目指し日々成長しようと努力を続ける姿はピカピカの1年生のように見えた。

「私が思うプロの夜行バス運転手とは、お客様にぐっすりと車内で寝てもらえる運転ができる人だと思っています。急ブレーキ・急加速・急発進など「急」が付く動作は一切しない。進路変更もウインカーの音は聞こえるが、どっちに進路変更しているかわからない。そんな静かで揺れも少ない運転を目指しています。
合わせて、お客様と接する時間が少ない夜行バスの運転手だからこそ、身だしなみや挨拶など、気持ちの良い対応が大切だと思います。

自分で言うのも何ですが、私は怖そうな見た目だと思っています(笑)。
だけど、そんな私がバス前に立って笑顔で挨拶をする。車内アナウンスも丁寧に行ってからスムーズに発車。そして、バスが走り出してからの運転も上手で、ぐっすりと眠れる。そんなギャップを感じてほしいと思っています(笑)。一人でも多くのお客様に「アットライナーの山田」という名前を覚えてほしいですね。

現在63歳。あと2年で定年ですが、今でも新人だった時の気持ちを忘れずに業務に取り組んでいます。バスに限らず運転がとにかく好きな私にとって、毎日大好きな運転ができて技術を磨き続けられる『バス運転手は、私にとっての天職だと思っています。』」

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