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路線バスで身近な街を再発見(川崎鶴見臨港バス ア・ラ・カルトの旅[後編])

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『バスグラフィック』既刊のバスの旅をテーマにした記事の中から、身近な沿線風景に着目した川崎鶴見臨港バスの小旅行の後編をお伝えいたします。普段、川崎鶴見臨港バスを全く利用したことがない大学生3人が、ゼミ活動の一環で同社広報担当に案内され、同社の様々な系統を乗り歩きました。

【鶴01】鶴見駅西口~菊名駅前

工場が建ち並ぶ京浜工業地帯を営業エリアとするイメージの川崎鶴見臨港バスですが、商店や住宅がひしめく狭隘路(きょうあいろ)を走る系統もあります。横浜市港北区にある東急東横線の菊名(きくな)駅は「鶴01」系統の終点ですが、この付近は道幅が狭く、人やクルマであふれ返っています。その中を見事なハンドルさばきで安全かつにスムーズにバスは進んで来ます。

【鶴03】鶴見駅西口~綱島駅

綱島(つなしま)駅は横浜市港北区にある東急東横線の駅です。この駅の高架下には東急バスと横浜市交通局(横浜市営バス)、川崎鶴見臨港バスの「川51」系統が乗り入れるバスターミナルがあり、乗り場は1番から6番までとなりますが、川崎鶴見臨港バスの「鶴03」系統はそこから少し離れた場所にある綱島駅7番バス乗り場に発着します。このバス停は古くからの商店街の一角に位置し、バスが誘導員の笛の音を頼りに安全かつ的確に後退して停まる様子が見られます。

川崎病院線100円バス

JR東海道線、京浜東北線、南武線が発着する川崎市川崎区にある一大ターミナル駅川崎駅には、川崎鶴見臨港バスも多くの系統が発着しています。この駅と川崎市立川崎病院の間には、ワンコインで乗車できる直通系統「川崎病院線」が運行されています。川崎病院線には「スマートEV(Electric Vehicle)バス」と呼ばれる電気バスが走っており、環境に優しく、静かな乗り心地が特徴です。

【川26】富士電機循環

川崎駅から南下する格好で富士電機川崎工場に至る循環系統ですが、上りの途中にある「小田踏切」バス停は、2016年に3月26日に開業したJR南武支線の新駅「小田栄(おださかえ)」駅の目の前にあります。このバス停は古くからの商店・住宅が密集するエリアに位置し、駅前にも広いスペースがないため、安全地帯上にあることが特徴です。

【快速バス】川崎駅前~浮島橋(うきしまばし)

最後に乗車するのは「川崎駅前」から出発する快速バスです。京浜工業地帯への通勤需要に応えたバスで、ハイバックシートを装備した車両が使われています。夜のとばりが降りてから終点1つ手前の「浮島橋西」バス停を降りると、石油化学コンビナートの明かりと煙突のフレアスタックがひときわ輝いて見えます。

いかがでしたでしょうか? この記事により、ちょっとした旅気分を味わったり、実際に普段の通勤・通学の際にこれまで知らなかった地元の魅力を探していただいたりするキッカケになればとも思います。

※協力:川崎鶴見臨港バス株式会社、文教大学 井徳ゼミナール
※写真:伊藤岳志
※文:宇佐美健太郎(『バスグラフィック』編集部)
※本記事は2016年10月31日発刊の『バスグラフィック』Vol.29の掲載内容を再編集したもので、現在とは状況が異なる場合があります。

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