西武バス運転士の新制服について詳しく聞いてみたら「こだわりと優しさ」が詰まっていた。

こんにちは、バスギア編集部です。

4月といえば、出会いの季節―――
入学式や入社式などを終えて、新しい環境に身を置きはじめた方も多いのではないでしょうか？

「新しい」といえば、埼玉県・東京都を走る路線バス「西武バス」のバス運転士・事務員の制服がリニューアルしたそうです。

制服のデザインって働く本人からするとかなり大事じゃないですか？
特にバス運転士さんって街中を走るわけですから、「その街のシンボル」にもなると思うんです。

では、ここで今春リニューアルした西武バス運転士の新制服を見ていただきましょう。

かっこいい。
特に袖のライン、すごくオシャレじゃないですか？

今回は、埼玉県所沢市にある西武バス株式会社に、新制服デザインのこだわりについて聞いてみました。

―――なぜ制服をリニューアルすることになったのですか？
「以前の制服は着用開始から25年以上経っていたので、時代に合わせた変化として、新制服の導入が決まりました。約１年、デザインや機能性向上について検討を重ねて出来上がったのが、この度リニューアルした新制服なんです。」

―――新制服デザインで「ここに注目してほしい！」というポイントはありますか？
「全体の高級感ですね。落ち着きのあるチャコールグレーをメインカラーに、襟や袖口などにアクセントとして、《西武ブランドカラーの水色》や《シルバー》のラインが入っています。」

―――ブルーと水色のネクタイもさわやかですね。
「女性のリボンも同じ柄と色合いなんですよ。ネクタイ・リボンはデザインを決めるのに最後まで意見が分かれまして、最終的には《落ち着き》《一新感》のある現デザインが採用されました。男性にも女性にも似合うデザインにしたいし・・・それでいて上質さや誠実感・清潔感を表現したいし・・・特にこだわりが詰まったアイテムですね。」

―――見た目以外に変わった点はありますか？
「機能性にもこだわりました。バス運転士や案内所スタッフが着用して心地が良いように、ストレッチ素材を取り入れています。ですので、肌触りやフィット性は抜群ですよ！
特にバス運転士は長時間お客さまを乗せて運転する仕事なので、安全運転に集中できるよう制服でストレスを与えたくなかったんです。」

―――実際に着用するバス運転士・案内所スタッフの方から新制服へのリクエストはありましたか？
「もちろんありました！例えば、女性用ズボンは女性従業員のアイデアで、《スリムタイプ》と《ゆったりタイプ》のどちらかを選べるようにしました。他にも管理しやすいように汚れが落ちやすい素材を使用したり、名札が落ちないような工夫を施したり、できるだけ現場の意見を取り入れました。」

―――従業員の方からの反応はどうですか？
「大変好評ですよ！これは無理やり言わせているわけではなくて（笑）制服がかっこいいとモチベーションが上がると言ってくれた運転士もいて、すごく嬉しかったですね。」