最近よく聞く『モービルアイ』ってどんな眼?
モービルアイを見に帝産観光バスに取材してきた!
バスギアをご覧の皆様。突然ですが『モービルアイ』ってご存知ですか?
最近、何かと耳にするワードですよね。
バス好きの方ならご存知の方も多いはず!
しかし、バス初心者の私には正直話題についていけず。。。
モービルアイッて何?
衝突防止補助システム?
その「衝突防止補助システム」ってどのような機能があるの?
モービルアイってどんな眼をしているの??
そんな疑問がありながら今さら人に聞くに聞けず悶々とした日々。
そんなある日
「帝産観光バスが保有バス全291台にモービルアイを導入!」
というニュースが!
これはチャンス!
ということでバスギア編集部の力を使い、取材という名目でモービルアイを見に帝産観光バス 東京支店に勉強しに行きました!
会社の顔はオシャレでスマート!
帝産観光バス株式会社は全国で291台。
東京支店では現在、64台の大型バスを保有している観光バス会社です。
オレンジラインが特徴的な帝産カラーの観光バス
構内にはたくさんのバスが行き交い賑わっています。
今回はその中の1台を見させていただきました!
2018年式最新三菱ふそうエアロエースの写真
今回、拝見させていただいたのはこちらの2018年式・三菱ふそうエアロエース!
2018年式のNEWモデル。このバスにもモービルアイを装着したとのこと。
こんな新しいバスにも取り付ける必要があったのかな??
出入口付近に貼られた周知用のステッカー写真
出入口付近には「追突警報システム」の周知用ステッカー。
これがモービルアイが導入されているしるしです。
衝突防止補助システムが搭載されていることを確認しいざ運転席へ!
モービルアイ取付の運転席
これがモービルアイ!
ん!?
皆さん分かりますでしょうか!?
衝突防止システムというからにはさぞかし仰々しいシステムがあるのかと思いきや、、、
フロントモニターの上にぽつりとまん丸い目のようなものが。
これが噂のモービルアイ!?
別の角度からモービルアイを確認
ちょこんとおいてあるこのモービルアイ。
あまりにひっそりとしていますが、実はすごいのです。
担当の方が言うには
「万が一、車両直前のクルマや歩行者に衝突しそうな場合などに警報します。
運転中の「ヒヤリ!!・ハット」の発生は事前に警告し、運行を支援してくれます!
モービルアイは自動車の前面ガラスに取り付けた単眼カメラをセンサーとして、画像処理し危険を知らせてくれるまさに乗務員の『第三の眼』になります!」
モービルアイ作動時のイメージ(警報表示イメージ)
小さいからと見くびるなかれ。
「山椒は小粒でもぴりりと辛い」
ならぬ
「モービルアイは小さくてもめちゃくちゃすごい」
・・・恐れ入りました。
こんなに素晴らしいモービルアイ。全台導入ともなればよほどの予算が必要になったはず。
今回なぜこのようなシステムを大がかりに導入したのでしょうか?
担当の方に伺いました。
「新車には衝突被害軽減ブレーキが装着されていますが運転支援機能が十分ではありません。また、経年車には安全装置がないこと等から当社の保有するバス全てに『全車両が最低限同一の安全保安装置を持つこと』という帝産観光バスのポリシーから導入が決まりました。
導入した後も、全乗務員を対象にモービルアイを含めた「指導監督告示:ASV装置を備える事業用自動車の運転方法」を実施いたしております。」
なるほど!
だから新車にもモービルアイを設置したのですね!
今回のシステム導入には帝産観光バス株式会社の安全への強い想いがありました!
モービルアイ補足
モービルアイは自動運転車の開発にも使用されているカメラセンサー技術を先進運転支援システム(ADAS)の後付け可能な衝突防止補助装置として活用するもので、日本国内においても約6万台普及しています。またその精度は、後付け装置としては世界で初めて、自動車の国際標準化基準であるISO15623「前方車両衝突警報システム」や保安基準に規定される「車線逸脱警報装置」の基準であるUN-ECE130号の認証を取得したことでも証明されています。
後付できる衝突防止補助システム「モービルアイ570」の写真
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