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2024年はとバスガイド・整備士の「二十歳(はたち)を祝う会」[ 前編 ]

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2024年は大地震や航空機事故の発生により多くの人々が心を痛め、今後の平穏をより強く願いながら始まりました。
全国各地では不幸に見まわれた人々を慮(おもんばか)りながらも、例年どおり成人式が開催されましたが、はとバスでも「二十歳を祝う会」を行いました。
2022年4月1日より民法が改正され、成人年齢が20歳から18歳に引き下げられたことで、それまでの「はとバス成人式」は2023年より「二十歳を祝う会」に名称を変更しました。
「二十歳を祝う会」は成人式と同様に、二十歳を迎えたバスガイトと整備士の前途(ぜんと)を祝します。
はとバスでは2024年もバスガイドと整備士、合わせて4人が二十歳となり、「二十歳を祝う会」に出席したことから、前・後編の記事に分けてその様子や一人一人の表情をお伝えします。

2023年度にニ十歳を迎えたのは4人!

2024年1月5日の朝、東京都大田区にあるはとバス本社車庫にテレビ局を中心とする報道陣が集まりました。
当日は穏やかな晴天で比較的暖かく、新年のまぶしい日差しが晴れやかな気持ちにさせてくれるような朝でした。
午前9時半、あでやかな振袖(ふりそで)姿のはとバスガイド(ガイド技能職)の女性2人と、風格ある紋付羽織袴(もんつきはおりはかま)姿の整備士の男性2人が社屋から現れました。
2023年度に二十歳を迎えたのは4人。
カメラの放列が敷かれ、レポーターがマイクを向けるなかで、すがすがしい表情でインタビューなどに応じていました。

成人式から「二十歳を祝う会」へ

「はとバス二十歳を祝う会」は、2019年までは「はとバス成人式」として開催しており、「成人の日」に行う一般の成人式よりひと足早く行われることが特徴で、毎年1月の風物詩とも言えます。
「はとバス成人式」がひと足早く行われていた理由は「成人の日」が祝日で、はとバスにとっては繁忙期(はんぼうき)となることから、地方出身者が帰省(きせい)して地元の成人式に出席できない可能性があることを考慮したためです。
その歴史は古く、1962年から開催してきましたが、2020・21年は新型コロナウイルス感染症拡大などを理由に開催できず、2022年には感染症対策を施し3年ぶりに復活。
そして2023年からは「二十歳を祝う会」に名称を変え、今年の開催に至ります。

少数採用でも期待の星に変わらず

これまでのひと足早い「はとバス成人式」では、毎年20人前後のバスガイドが出席していましたが、昨年から少人数となっています。
その理由は、感染症拡大にともなう大幅な需要の変化が、バスガイドの採用数に大きな影響をおよぼしたからです。
2023年はバスガイドの女性3人と整備士の男性1人、2024年はバスガイドの女性2人と整備士の男性2人と、内訳(うちわけ)は変わりましたが、いずれも二十歳を迎えたのは合計4人と、少数精鋭(しょうすうせいえい)です。
それでも、はじけるような笑顔を見せる二十歳の4人はこれからの期待の星そのもの。
本社車庫での役員らとの記念写真撮影後、側窓に「祝2023はとバス二十歳を祝う会」の文字が入れられたバスに乗車し、本社を出て同じ大田区内にある磐井(いわい)神社へ向かいました。

2023年からは磐井神社での参拝に

これまでの「はとバス成人式」では明治神宮への参拝を行っていましたが、2023年の「二十歳を祝う会」からは、京浜急行電鉄大森海岸駅近くにある磐井神社への参拝となりました。
磐井神社は、573年8月が起源と言われ、式内社(しきないしゃ)と呼ばれる古い格式を持っています。
打つと鈴のような音がする「鈴石(すずいし)」が社宝として伝えられているほか、かつて東海道往来の旅人が利用し、神社の名のもとになったと言われている霊水(れいすい)の出る井戸があります。
磐井神社へ到着した二十歳の4人は、本殿(ほんでん)への参拝後、絵馬(えま)の奉納(ほうのう)などを行い、再びマスコミのインタビューなどに応じていました。

今年の二十歳は2003・04年生まれ!

二十歳の4人はその後、再びバスに乗って東京都港区にある日の出桟橋(さんばし)へ向かいました。
日の出桟橋の乗船場からは関係者とともにレストラン船に乗り、式典が行われました。
レストラン船は、はとバス関連企業のシーライン東京が保有しているもので、はとバスの一部コースにも組み込まれています。
2023年度に二十歳を迎えた4人が生まれたのは2003・04年で、はとバスへの入社は2022年4月とのこと。
まだ感染症拡大が社会に暗い影を落としている時期の入社でしたが、入社後、バスガイドは社会人研修をはじめ、立ち居振る舞い・言葉遣(づか)い・身だしなみなどを習う接遇(せつぐう)研修、研修車両に乗車して習う車上研修などを受け、2022年6月からバスガイドとして乗務を開始しました。
現在ではおもに東京・横浜・鎌倉・山梨方面へのコースで活躍しています。
また、整備士は入社後約1カ月間、みっちりと基礎研修を受け、実務を行いながら日々経験を積んでいます。
後編では二十歳を迎えたバスガイドと整備士、ひとりひとりの表情と抱負(ほうふ)を紹介します。

※ 協力・写真(特記以外) : 株式会社はとバス
※ 文 : バスグラフィック編集部(宇佐美健太郎)
※ 本記事で紹介している二十歳のバスガイド、整備士について、事業者への直接のお問い合わせはご遠慮いただきますようお願い申し上げます。
※ 感染症予防対策を行ったうえで取材を行っております。

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