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沖縄本土復帰50年 令和の時代も地域の重要な足であり続ける沖縄バス(新営業所紹介編)

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戦後、アメリカ合衆国の施政権下に置かれていた沖縄は1972年5月15日、本土復帰を果たしました。
2022年の今年はそれから50年目にあたります。
そして、当時も今も沖縄県全域に路線網を展開し、地域の重要な足を担(にな)っているのが沖縄バスです。
観光大国とも言える沖縄県には、観光バスを運行する貸切バス事業者が大小多数ありますが、路線バスを運行している大手事業者は4社で、そのうちの1社が沖縄バスとなります。
前回では同社の運転手採用の話題をお届けしましたが、今回は本年4月18日から営業を開始したばかりの新営業所「豊見城(とみしろ)営業所」を紹介します。

沖縄バスの要所とも言えた旭町(あさひまち)整備工場・車庫

沖縄バスには、那覇(なは)市の中心街にほど近い場所に1968年4月から2022年4月までの間、車庫機能を持つ旭町整備工場がありました。
この整備工場と車庫はもともと同じ市内の安里(あさと)にありましたが、手狭になったことなどから旭町に移転。
1990年11月に職員の車両や観光バスなどを留め置く立体駐車場を兼ねた2階建て鉄筋コンクリート構造に改築され、名護(なご)市にある整備工場とともに沖縄バスの車両整備を担(にな)い、安全運行を支えてきました。
また、観光部と那覇営業所の一部も同居するなど、まさに沖縄バスの要(かなめ)とも言える場所でした。

54年間の歴史に幕を下ろし、新設営業所・整備工場へ

54年もの長きにわたり沖縄バスの発展ともに歩んできた旭町整備工場ですが、都心部に位置するので敷地面積が限られ、車両数が増えても収容数に限界があることや、旭町エリアの再開発計画が浮上していることなど、さまざまな理由により2022年4月17日をもってその役目を終えました。
しかし、その代わりに豊見城(とみぐすく)市に新たな営業所「豊見城(とみしろ)営業所」を開設し、旭町整備工場も同所へ移転。
豊見城整備工場として新たなスタートを切りました。
記念すべき始発便は87系統の赤嶺(あかみね)てだこ線で、2014年式の三菱ふそうエアロスターQKG-MP37FK大型ワンステップ路線バスの「沖縄200か・980」がその任に当たりました。

新たにスタートした「豊見城営業所」

それではここで豊見城営業所の特徴を見ていくことにしましょう。
沖縄バスの車両基地として重要な機能を担う営業所として、車両のメンテナンスを担当する車両部、貸切バス(観光バス)運行を担当する観光部、路線バス運行を担当する輸送部の3つの部署が集まっています。
沖縄バスの大多数の車両整備をカバーし、貸切バスの運行管理や営業や路線バスの運行管理を一気通貫して行うことができます。

事務所棟の建物1階部分には乗客用の待合室と洗面所が設けられ、天気を気にせず安心してバスの発車を待つことができます。
2階部分には運転手やバスガイドの休憩室を設けてあり、食事やコミュニケーションを計れる男女共用の休憩スペースはカフェをイメージした仕上げになっています。

敷地内にはもちろん、車両の燃料補給を行える給油施設が設けられていますが、排出ガス後処理装置に使用する尿素水(Ad Blue:アドブルー)も補給することができます。
また、給油を終えた車両が効率良くそのまま洗車機を通せるよう、一連の作業の導線を考えた設計となっています。

生まれ変わった整備工場

つぎに同じ敷地内にあり併設されている豊見城整備工場を見ていくことにしましょう。
整備ピットは全部で6カ所あり、うち1カ所は板金補修を行う専用ピットとなります。
また、もう1カ所は大型バス1台をまるまる鈑金塗装できるブースとなっています。

旭町整備工場は立体駐車場の1階部分にあったため薄暗い作業環境であったことは否(いな)めませんでしたが、豊見城整備工場はとても明るい作業環境となりました。
整備機材も最新鋭の機器を導入しているほか、夏季の熱中症対策や可能な限り整備士の体調に負担をかけない考えから、作業場に冷風が廻るような空調設備も完備。
整備士目線で安全かつ作業しやすい環境を整えています。

豊見城整備工場では、貸切バスや路線バスのほか、南城(なんじょう)市コミュニティバス「Nバス」で運行している小型ノンステップ路線バス日野ポンチョなどの点検・整備も担っており、これまで培(つちか)われてきて整備の技(わざ)と最新鋭の施設・機材が合わさって、沖縄バスのよりいっそうの安全・安心な運行をしっかりと支えています。

※協力・写真:沖縄バス株式会社
※文:バスグラフィック編集部(宇佐美健太郎)

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