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2019年4月1日より大阪市でBRTの社会実験開始!いまざとライナーの開始記念セレモニーに参加してきた!

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記念セレモニーには、いまざとライナー2台が用意された。

2019年4月1日、大阪市東成区~東住吉区をメインにいまざとライナー(BRT)が運行開始するニュースが報道されて話題となっています。
運行開始前に、3/29(金)バス路線の開始記念セレモニーが開催され現場に、バスギア取材班も立ち会う事ができました!

【いまざとライナー(BRT)とは一体何?】
BRTとはバス・ラピッド・トランジットの事で、日本語に訳すとバス高速輸送システムとなります。
国内では主に、JR東日本「気仙沼線・大船渡線BRT(宮城県)」や愛知県名古屋市の「名古屋ガイドウェイバス(ゆとり―とライン)」が有名ですね。
今回の社会実験は、大阪市とOsaka Metro(大阪メトロ)が主体となり、地下鉄今里筋線延伸区間(今里~湯里六丁目)における需要の喚起・創出、及び鉄道代替の可能性の検証が目的です。

いまざとライナーの核心に迫るべくBRTバス停(停留所)を早速チェックしました!

●写真左●大型のシェルター式の停留所
●写真右●地下鉄今里[ 南 ]の日除け式(テント式)停留所

Osaka Metro今里駅7番出口スグに運行情報を案内する運行表示モニターを設置した新設のバス停がありました。

大型のシェルター式の停留所(写真の3/29撮影時はまだ工事中になっております。)
いまざとライナーのラインカラーが一目でわかります!
他の停留所は、縦型の運行表示モニターを実装した日除け式(テント式)及びシェルター式になっています。

SNSで話題!いまざとライナーは、車両内装デザインが14種類!

●写真上●8001号車の内装はマリン 8004号車の内装はアフリカン
●写真左●1号車の内装
●写真右●4号車の内装

さて、いまざとライナーの実物を見るべく早速、セレモニー会場内に入りました。
車両の外観は、バス停と同じく大阪メトロ今里筋線のラインカラー(ゴールデンオレンジ)を踏襲し、利用者に一目で認識出来るようになっています。
今回セレモニー会場で、見学させて頂いたのは内装がマリンとアフリカンの2種類

●1号車の内装
1号車のマリンは、海辺の爽やかな感じを、青色を基調とした配色で表現。南国のリゾートに来たような雰囲気でワクワク感が味わえます。

●4号車の内装
4号車のアフリカンは、夕日が沈むサバンナにいるような、大自然の鼓動を感じる空間を表現。個人的には、天王寺動物園かコテコテ大阪マダムのイメージ感満載です。

【いまざとライナーの導入車両数は合計14台】
内装デザインは、車両全てに異なるテーマ性を持たせることで、個性を利用者に伝えて「わくわく感」を感じてもらう願いがあるそうです。利用者の中で内装デザイン占い的な話題が生まれて、親しみやすくなるとイイですね。

車両所管:大阪シティバス(株)守口営業所
乗車定員:74人乗り(日野ブルーリボンハイブリット)
担当運転手:守口営業所所属の方たちがシフト乗務

体験乗車会の前に行われた開始記念セレモニーを拝見。

●写真●近畿運輸局自動車交通部 後藤次長の来賓祝辞

主催者・関係者と共に運行ルート沿線の地域代表の方も参加されて街ぐるみで社会実験を成功への意気込みを感じます。
『いまざとライナーをきっかけに、バス運転手が憧れの存在に。』
セレモニーの来賓祝辞で、近畿運輸局後藤次長からこの様なお話が出てきました。

「バス運転手不足と言われる今、この様々なデザインが話題になり、お子様やご利用者様にとってバス運転手があこがれの存在になればうれしい。」というお言葉がありました。
・・いまざとライナーとバスギアのコンセプトがとても似てる!!うれしくなりました。

お待ちかねの「いまざとライナー」に試乗させて頂きました!

今回の乗車ルートは、東成区民センター~神路公園~杭全バスプラザ~東成区民センターの経路で50分ほど乗ってきました。

乗車車両は、4号車(車番8004)のアフリカン。
今までの一般的な路線バスとは、一線を画するデザイン!
社会実験のためか、営業広告が無く邪魔されないので内装デザインに目を奪われてしまいます!

人生の初めてヒョウやシマウマ柄の座席シートを見ました。

是非とも、実際の車両に乗って確認してみてください!

●写真左●車内には情報モニターが3台設置
●写真右●運転席後部モニター

BRT車内の運行表示モニターは、車内に3つ設置。
運転席横と入口付近モニターは、いまざとライナー運行情報(行き先・乗換案内)と乗継可能な鉄道駅時刻表案内を表示。
運転席後部モニターは、鉄道運行情報・ニュース・天気予報など地下鉄車両より情報コンテンツが多くなっています。

運行ルートは、長居ルート(所要時間:地下鉄今里 - あべの橋が25分)とあべの橋ルート(地下鉄今里 - 地下鉄長居間が約37分)の2つ。
運行時間帯は、6~23時台
あべの橋ルート・長居ルートそれぞれにおいて、平日の7時台~18時台は20分間隔、平日その他の時間帯と土休日は30分間隔。
両ルートの共通区間である今里~杭全間の平日の7時台~18時台は10分間隔、平日その他の時間帯と土休日は15分間隔。
停留所は、地下鉄の駅間に近づけるため停留所の間隔は約1キロメートルで停車の回数を減らし速達性を向上させたとの事です。

体験乗車会への応募総数は250席の枠に対して約1200!

4/1の運行開始前、3/29と3/30に開催された体験乗車会への応募総数は250席の枠に対して約1200の応募があったそうです。
いまざとライナー沿線の方からのご応募が約4割という事で地元のみなさまの期待度も高まっています。

4/1からの社会実験スタート時は、
①運行時間に関係なく各ダイヤをバス1台の運用。
②運行ダイヤは、独自ダイヤで今里筋線と連絡ナシとの事。
一定期間の効果検証を行った上で、変更されるかも知れません。
ついては、皆さんも「いまざとライナー」を利用してより使い易く進化して欲しいですね。

いまざとライナーの運賃は、全区間均一の大人210円・小児110円。
ICカードでの乗り継ぎ割引があります。
いまざとライナーと地下鉄を乗り継いだ場合、自動的に160円割引。
いまざとライナーと大阪シティバスを乗り継いだ場合、自動的に210円割引。

Osaka Metro

公式サイトリンク:https://brt.osakametro.co.jp/

ゴールデンオレンジの車両に地元住民が熱い視線を送っていた。

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