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この人生で出会うことになるとは、全く思わなかった専門書
 『運輸安全マネジメント制度の解説』
― 基本的な考え方とポイントがわかる本 ―

2019年2月 (株)成山堂書店 新刊発売。
普通に出会うことはないからこそ薦めてほしい、紹介してほしい専門書!

航空や船舶、貨物輸送、タクシーそしてバス会社などの事業者が参考にしたいこの一冊!

2019年2月 株式会社成山堂書店(東京都新宿区)は新刊『運輸安全マネジメント制度の解説―基本的な考え方とポイントがわかる本―』(著:運輸安全マネジメント制度研究会 木下典男 氏)を発売した。

同社は1954年に創業、海事図書というジャンルを軸に、海技士試験の問題解答集や参考書、海事法令集(通称うぐいす六法)などの法律書に至るまで、広く専門書を製作しています。現在では、海事図書出版社として独自性を確立すると共に「専門書」という枠内において水産、交通、気象などに分野を広げています。

今回発売の『運輸安全マネジメント制度の解説―基本的な考え方とポイントがわかる本―』も同社“ならでは”といった専門書。
冒頭でも伝えている通り『制度のポイントを解説する』という同書は、専門書の中でも特に普通に出会うことはないだろう内容となっています。

具体的には「運輸の安全性の向上のための鉄道事業法等の一部を改正する法律(平成18年法律第9号)」により輸送の安全の確保を目的に確立された「運輸安全マネジメント制度」を解説するというもの。

日々発生する様々な事故・トラブルにおけるひとつの原因としてヒューマンエラー(人為的ミス)の関連が指摘されたことから、輸送の安全のため事業者が経営トップから現場まで一丸となった安全管理体制を見直し改善する文化の構築と定着を図り、その事業者の安全管理体制を国が評価するというこの制度を、同書では『ポイントをわかりやすく解説』することで現場に落とし込み、日々の安全業務に活かそうということが狙い。

そのため船舶はもちろんのこと、航空や貨物輸送、タクシーそしてバスに至るまで同書がカバーする業種の裾野は広く「経営トップの責務から安全方針、安全施策、重大な事故対応と内部監査・継続的改善」など会社組織全体に関わってくる内容となっています。
著者である木下典男 氏は、1984年に運輸省(現 国土交通省)に入省。現在は、大臣官房運輸安全管理官付として、運輸安全に関わる数々の部署を歴任してきた運輸安全マネジメントのエキスパート。

この本は確かに普通では出会わなかった本かもしれないが、もしかしたらあなたの会社やこれから運行管理士や要職につかれるあなた、上を目指して誰よりも一歩先を見据えた知識をここから習得したいなど、これから先の『運輸』に関わるすべての人とってバイブルになるかも知れない本なのです。

一般の人がほぼ読むことはないだろう本は、私たちの生活に決して無関係ではありません。
あなたの会社、あなたの周りに、もし「運輸」や「安全」に関わる人がいるならば、ぜひ薦めていただきたい一冊です。
  • 運輸安全マネジメント制度の解説
運輸安全マネジメント制度の解説
―基本的な考え方とポイントがわかる本―
運輸安全マネジメント制度研究会 木下典男 著

「運輸安全マネジメント制度」の始まりは、2005年に頻発した福知山線脱線事故を始めとする様々な事故・トラブルにおいて、陸海空を問わず共通の原因として、ヒューマンエラーとの関連が指摘されたことを契機とします。
この制度は、すべての運輸事業者に対して、経営者から現場の安全管理担当者までが一丸となった安全管理体制を築き、見直し・改善を図りながら安全性の向上に継続して取り組むことを求め、そしてそれら事業者に対しては国が評価をすると定めたものです。

実施から十余年を経て、大手事業者を中心として、安全管理に対する取り組みは向上、改善されているとの評価はありますが、一方で詳らかに検証してみると、交通モード(鉄道・自動車・海運・航空)ごとにその差が依然大きい、努力目標にとどまっている事業者もあるという側面も認識されています。

本書は、制度の今後のあり方を示した最新の「平成29年ガイドライン」を基に、その改訂部分を明示しながら制度運用のポイントを解説しています。モードごとに取組みの現状と結果を示して分析し、取組みの具体例なども取り上げているので、自社の方法とを比較しながら理解を深められる内容です。

長らく国土交通省の運輸安全管理に関わる重要部署を歴任し、この制度を知り尽くした著者の解説は明解で、そのポイントは以下3点となります。①経営トップの意識、②コミュニケーションの活性化、③取組み結果の検証、です。

本書を紐解くことで、すべての運輸事業者が安全性の向上につなげられる実践的なヒントを得て、ヒューマンエラーを起因とする事故の減少につなげて欲しいと願うの著者ばかりではない。